色恋沙汰

子宮型恋愛(脳の右側でやれ)

一昨年くらいから恋とか愛とかにうつつを抜かしています。 私ももう実はあっというまに三十路を超えたので、恋とか愛とかはしかじゃねんだし、一瞬かかっても風邪界でいうところの「鼻水ちょっと出るわ」くらいで済んでいた。喉も痛くない程度の。「済んでい…

250年も私たちは色恋沙汰を続けて

ピエール・ショデルロ・ド・ラクロによる『危険な関係』を友人に勧められて読んだ。本裏表紙のあらすじによれば、「十八世紀、頽廃のパリ。名うてのプレイボーイの子爵が、貞淑な夫人に仕掛けたのは、巧妙な愛と性の遊戯。一途な想いか、一夜の愉悦かーー。…

膣は病み、女はセフレに恋をする(末に逢うことはないのだが…)

人並みに性交をするようになってから、なぜ私たちはセフレに恋してしまうんだろうかと考えている。連絡頻度やら連絡の文体が過剰に気になりそれらを眺め、考えるときのつんとした感情、恋のはじめと終わりに起こる”克己心”的振る舞い(スキンケア用品の買い…

パンデミック時代に愛 - 前哨戦

皆様。ご機嫌麗しゅう?気づいたら最終更新から三ヶ月も経っていたが自身の実感としては半年くらい経っているような気がして、どいつもこいつもパンデミックのせいなのよ。『パンデミック時代に愛』なるブログ記事を書こう書こうと思っているうちに月日は流…

エモーショナル別れ

セフレという呼び方はそれほど好きじゃ無いが、まあそういう関係にあると世間一般で言われるだろう人物と、この間、もうあんまり会わないことにしましょうね、という話になった。ぶっちゃけ、セフレと呼ばれる関係にある人間同士はこれからも梅の花がほころ…

よしなしごと

むかし、好きだった男がいた。 私も人並みに恋愛のようなものをしていた時期があって、例えば上の一文みたいに思い返すときは特定のだれかというよりもそういう、理由はどうであれ、想いを寄せていた人たちの、遠い影みたいなものを思い返すんだけど、とりわ…

下着の一生

二年間か三年間、使っていた下着がだめになってしまったので捨てた。鋏で切って(転用防止のためだ)、いつも使う香水をふりかけ、白い紙でつつみ、「いままでほんとうにありがとう いろいろあったな ほんまにありがとう」と言った。まじで口に出して言った…

えーんえんとくちから

私は去年の今頃くらいから男関係が急にだらしなくなって、だらしなくなったがゆえにいろいろ苦しむことがあって(具体的には性的悪縁特有の、好きだの好かれてないだの、そういうこと)時間を浪費することもあったんだけど、最後の一人だった悪縁に恋人がで…

まだ期待してんでしょ!

「女にとって、二十四歳とは残酷な季節だ。」というフレーズからはじまる小説を書こうとしている。そういうのをブログで先に書いちゃうのってどうなのんとでも思わんでもないけれども、まあ川上未映子の前例もあることだし何より私は平成ちゃん、自由な発信…

映画『キャロル』

“How many times have you been in love?” いい加減、芸術作品に都合のいい自己投影をするのをやめたい。 愛とは何か?私は、というより誰でも、各個人の愛の理想というものを作り上げている。出会い方、恋し方、過程に何がなければいけないか、何を共有しな…

A子さんの恋人

先日、『A子さんの恋人』という漫画を友人に借りた。 A子さんの恋人 1巻 (ビームコミックス) 作者: 近藤聡乃 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン 発売日: 2015/06/15 メディア: コミック この商品を含むブログ (7件) を見る 漫画通のその人に、おす…