5月

きっと6月を過ぎる頃には「もう2021年も半分が終わったなあ」などと思うのだろうな。積み上げ式に人生を考えているとあっという間におっちんでしまいそう。月ごとに目標を立てて成果を書こう、などと5月の頭は思っていたのだがまた無計画に本を読んだりして…

4月

四月のきらめきに、年を重ねるごとに負けそうになる。しかし十分に成人であるくせに春が憂鬱だと白状することは自分の人生の情けなさを認めるかのようであってやるせない。 服藤恵三『警視庁科学捜査官』(2021年) ツイッターで話題になっていたので手に取…

3月

ミン・ジン・リー『パチンコ』上・下(2020年) パチンコ 上 (文春e-book) 作者:ミン・ジン・リー 発売日: 2020/07/30 メディア: Kindle版 ツイッターでのレビューもアマゾンのレビューも良かったわりに私としては全然好きじゃなくて読書時間の9割で苦痛を感…

2月(幼少期の第六感と現在の日曜日の夜)

いままでいろいろとこのブログでも労働についての文句を垂れてきたがそれでも労働は手を変え品を変え不愉快を私に与え続けてくるのだから凄まじい。そのあたりの話はまた別の機会に行うとして、そうして労働で血ののぼった頭を冷やすための読書、観劇の記録…

平凡な日曜日の終わりのなぐさみ

毎週末に「明日からの仕事がいやなんだ日記」(穂村弘のエッセイ集タイトルのぱくり)を書いていたらおもしろくは無くともそれなりの発見はある日記集になるかもしれないな。働き始めて数年になるけど毎年1ヶ月近い有給休暇を取っていたらすっかり労働との付…

一月

1月 仕事もなく暇だったのでこまめに本を読もうとした。働いているときに比べればよく読むことができたが想定より進まず。といっても私という人間のキャパシティはこれくらいなのかも、と思って許してはいる。以下、本、映画、観劇、美術展について観た順。 …

もはや懐かしい舌触り

今年は映画をよく観た。本でも美術展でもなく映画だった。年のはじめは「パラサイト」('19)の公開もあって韓国映画のおもしろさを知ってあわせて15作品ほど韓国作品を観たと思う。パク・チャヌクの「オールドボーイ」('03)、同じくパク・チャヌクの「JSA…

終末・2020年

年内の仕事を終わらせたり、今年の頭に会ったきり会えずにいた人に会ったり、あとは部屋の片付けと冷蔵庫の掃除を終わらせてしまえばまた1年が終わりだ。 今年の年末年始の帰省は感染症の流行もあって取りやめた。母がお節を作って送ってくれるらしい。年末…

秋の終わり、将来の夢

寂しさとか孤独について話してしまうのはみっともないといつも感じている。特にその書き方によっては、感情の動きについて上辺だけの過剰な言葉で描写しただけの、昨今のインターネットでよく見られる文章になるため。それに、そういう状態がこれまでの人間…

労働に関する70回目くらいの低空飛行

いろんなことを書いては消し、書いては消ししているが、なかなか真剣に書こうと思うと書ききれなくて、怠け者のパターンだと思う。真剣に書くためには真剣に考える必要があるのだが、「書かなければ」という焦りでペンを握るときはたいてい考える気力が無い…

2020年は8月1日に梅雨が明けた(関東地方)

梅雨が明けた。八月の週末って四回しかないんだなーと思うと、学生の頃より夏が好きになっている気がする。学生を長くやっていたけど、学生の夏といえば終り頃にゼミ合宿があって、ゼミ合宿では自分の研究発表をする場が設けられるので、大学生の夏休みが七…

パンデミック時代に愛 - 前哨戦

皆様。ご機嫌麗しゅう?気づいたら最終更新から三ヶ月も経っていたが自身の実感としては半年くらい経っているような気がして、どいつもこいつもパンデミックのせいなのよ。『パンデミック時代に愛』なるブログ記事を書こう書こうと思っているうちに月日は流…

エモーショナル別れ

セフレという呼び方はそれほど好きじゃ無いが、まあそういう関係にあると世間一般で言われるだろう人物と、この間、もうあんまり会わないことにしましょうね、という話になった。ぶっちゃけ、セフレと呼ばれる関係にある人間同士はこれからも梅の花がほころ…

2020(バレンタイン)チョコレート振り返り

バレンタインだからチョコレートを買うわけじゃないが、やはりそれにかこつけて今年もたくさん食べたので記録に残しておく。 エス・コヤマ チョコロジー2019 女性の人生をイメージしたチョコレート四種類。食べる順番も決まっていておもしろい。確かに四種の…

私なりに気を利かせたミッドサマー感想

誤解を恐れずに『ミッドサマー』のプロモーションを友人にするとしたら「男関係で少しでも不愉快な思いをしたことのある人は観に行ったらいいんじゃない?」ということだけ。破局を体感する物語としてよく出来ているのだ。あきらかに終わりの近いカップルと…

無言の留守電

なかなか空気が冷え切らない冬の日、夕飯を作っているときに不意に祖母のことを思い出した。祖母は八年前に他界している。たくましい人、という形容がよく似合う人だった。死の原因となる病気に身体を乗っ取られるまで、二本足でひょいひょいと歩き、飯もも…

アラサーOffice workerはオーラルケアについて真剣に考える義務がある

働きはじめてから思うことなんだけど、働いてる人、口臭い人多くないか?!男女問わず。身綺麗な感じのお兄さんお姉さんから強烈なにおいを嗅ぎとってしまうことが多く驚いてしまう。しかし、口臭とは本当に罪深いもので自分ではなかなかわからず、よってお…

人生に、不満ばかりだ

人生に不満ばかりだ、ここのところ。なんだか頭を坊主にしたい気持ちであふれている。女の髪に血が通ってなくてよかった、と言ったのは綿矢りさなんだけど、私の場合も髪に血が通ってなくてよかったタイプ、人生のうまくいかなさと、髪の毛の明度、輝度、彩…

ニューイヤーレゾリューション

ニューイヤーレゾリューションという言葉がある。新年の抱負とかいうもの。年が変わればなんか自分も変わるような気がしてしまってツイッターやブログにxxしたいを飽きもせず書き連ねてしまったりする。一方で私の場合は今年はまったく「新年み」なるものが…

韓国映画『パラサイト』がおもしろかった話

新年一発目、年末から見たくてそわそわしていた『パラサイト』を特別上映で見に行ってきた。こういうとき、東京ってのはいいやねえ。と実家でゆるんだ頭の時差をかけ直す。 ネタバレ、しないでくださいね!とキャスト総出で念を押し押し。私も『鬼滅の刃』や…

そんなに真夏でもない夜の、かつてあった夢の吐露一本勝負

いっつも文章を書くときはなんかに焦ってて、まともに美麗な、美麗でなくてもうまく構成された文章にしたいのになって思うのに毎度殴り書きのような話になっちゃうな。 この前下北沢で遊ぶことがあって、遊ぶっつっても一人だったんだけど、大学生のとき下北…

5月6月のネトフリ(+映画)

五月病とは無縁の日々を送る社会人生活、労働は絶えず、しかし特に自分が変わっているような感じもしない昨今、なぐさみはNetflixくらいしかなく、マイリストはどんどこ登録されてちゃんと見られた試しもない…。 ロブスター カップルにならないと動物にさせ…

3月4月のネトフリ

気合い入れたけどあんまり面白いものがなかったな。 CAM www.netflix.com(これは作品の紹介ではないのですが)昔のセフレから突然連絡があって、「Cam girlに興味ないですか?やりませんか?」というメールが来た。ねえよ。やらねえよ。Cam girlというのは…

82年生まれ、キム・ジヨン

「キム・ジヨン氏、三十三歳。三年前に結婚し、昨年、女の子を出産した。」(p6)という冒頭の一文で、悲しいくらい勝手にこのキム・ジヨン氏の有様を思い描いてしまうのは私が悪いのであり、歴史も悪いのであり、社会も悪いんだろうな。 82年生まれ、キム・…

ネトフリおすすめ(2月)

ブログを毎週書こうと決めていたのに案の定書ききれていないので、すぐ書けそうなものから書く。私もよく「ネトフリ おすすめ」でググって限りある人生を無駄遣いしようと必死になるため、同じくそのように死に急いでいない皆様に最近見たネトフリ3つについ…

社畜永遠の問い、「人が良かったら働き続けられるか」

もうこれも随分前の話になってしまったけど、大手広告代理店での労働のあり方に苦しみ、身を投げた女性は私と大学入学年度が一緒だった。こんな冒頭ではあるけれど「数奇な運命」なんていうつもりは毛頭なく、彼女と同じ時間を過ごしてきた私と彼女の、薄い…

ブラック企業みたいな会社で働く

たぶん私はブラック企業みたいなところで働いていた。朝10:00から夜0:00まで。朝8:30に出て1:00に帰る生活、睡眠時間は平日で5時間くらい。金曜日は次の日の仕事に差し支えないから2:00とか3:00とかまで。体はどっと疲れて重い疲労感があり、次の日の仕事が…

よしなしごと

むかし、好きだった男がいた。 私も人並みに恋愛のようなものをしていた時期があって、例えば上の一文みたいに思い返すときは特定のだれかというよりもそういう、理由はどうであれ、想いを寄せていた人たちの、遠い影みたいなものを思い返すんだけど、とりわ…

少子化ローション

労働が長時間すぎる!!!!!!自分でも信じられないけど、まあそういう業界だとは思ってはいたものの、自分の興味でもなくまた同時に世界のためでもない仕事を毎日終電まで繰り返していたらあっというまに精神がバグってしまった。しかしボスなんかは別に…

幽霊の話の話

David Lowery監督のA Ghost Storyを観てきたんですよ。 か〜〜〜語る言葉をもたない映画というのを久々に観て、いったいこれはなんの話なんだろうな、まあ、タイトルの通り幽霊の話であってたぶんパンフレットを読むと幽霊にまつわる、人間が想いを寄せがち…