アナルセックス、したことありますか

 自分のブログをチェックしてたらさいきんの投稿がやけにエモーショナルで、なんかこんな元気じゃないのは私らしくないよね!ってことで自分の体験を切り売りしちゃう感じのエントリーでも書いちゃおうかな!というわけでアナルセックスの話をしようと思います。唐突すぎてエ?感あるけれどもアナルセックスってこれからトライしようとする人にもリアルな描写を求めてる腐女子のみなさんにとっても意外とレビューが届きにくいものだと思うんよ(そうなの?)。いつもみたいな考えや悩み事をこねくり回したものよりというよりもハウツーみたいな記事になるからね あたりまえなんだけどアナルセックスに思想なんてあるわけないし…。

 

実際のところ、どうなん?

 アナルセックスって言ったら最近だとフロイト先生が発達段階の一つとして「肛門愛期」なんていうものを設定したおかげで性欲真っ盛りの高校生を倫理の授業で爆発させ、もっと古くにさかのぼれば古代ギリシアの愛情表現として、もしくは日本歌舞伎のういういしくなまっちょろい男児たちの芸術・性表現として変わらず勉学に励む中高生の心を惑わせている。

 こんな感じでアナルセックスは意外とその存在自体は義務教育を通して私たちの頭の深いところにしみこんでいるわけだけれどもそれを実際にやるかっていったらそうじゃない。LGBTQを堂々と表明・議論できる時代になって加えてセクシュアリティなんかも生得的に白黒はっきりつけられるもんというよりも人生をかけた濃淡の問題であることなんかが知られております昨今ですけれどもやはり大多数は女性器と男性器のこすりあいを求めそれで成り立っているのであった。

 私はいまさらなんですけれども性別は女性で基本的にはヘテロセクシュアルなのでそういう意味で肛門性交は必要としない。よってすることになるんだったら完璧な趣味なわけである。そういう意味でこのエントリーを書くのでいままでいろいろ書いてきたけれどもシリアスなことは1mmもないので許してくれよな。

 

 さて本題に入っていくわけだけれども肛門性交、実際にどんなもんなんかっていうのを私個人の経験からだけでお伝えしていくのがこの記事の本題なわけなんだけれどもまず肛門性交のイメージから整理すると以下の三つの観点から語ることになりますな。

①痛いのか痛くないのか

②汚いのか汚くないのか

③実際のところ気持ちいいのか、気持ちよくないのか

という話でしょうかね コンサル的には0点のMECEな気がしますが私がトライしたときに気になったのはこの辺だったと思います さてさっそく実際に経験を織り交ぜながら書いてついでに対処法なんかも述べますのでみなさんの可能性の素敵な拡張(ダブルミーニングです)、もしくはみなさんのBL小説の糧にでもしてくれよな!

 

①痛いのか痛くないのか

答え:(やるべき過程をすっ飛ばすと)痛い、(男性器が大きいと)痛い、(痔持ちだと)痛い。

 よく出産の痛みは鼻からスイカだすとかたとえられるわけですけれども、同様に鼻のような大きさの肛門に男性器を突っ込むのはやっぱり痛いんじゃないか?と思うわけですよね しかしBLの世界なんかでは処女の受けであってもすんなり入る上に快楽なんかもあっさり得ているようで自分の想像力とBLの想像力とどっちが正しいのか揺れ動く乙女心。

 やった身からするとやっぱりね、やっぱり痛い!男性器をケツに突っ込むのは痛いよ!特に過程をすっ飛ばすと辛い。過程というのはいわゆる「慣らし」だとか「拡張」とかいうやつ。ローションしっかり使って、アナルプラグなんかでアナル及び身体の緊張をとらないでレッツゴーするとマジで痛いし痛いというか普通に出血する。出血とか言っても要するにただの切れ痔ですからね。逆方向だけど。私はアナルバージンをささげた相手が「肛門性交はローションを使わないのが究極にして至高」という倫理観とち狂いまくり人の道外れまくりの人間だったのでそういうことになっちゃった。だからローション使ってればはじめてでも痛くないのか?っていうところは断言できないけれどもそれ以降の痛みはローション使うとちょっとマシになった…ちなみにローションなんですけど膣性交用のだと粘りが足りなくて普通に痛むので、肛門性交用のがいいですよ。

 (アダルト商品のせいかはてな経由でアフィが貼れなかった。)

 というわけで私ははじめてが痛かっただけにかなりトラウマを植え付けられたわけですが、それから一切ほかの人とトライしなかったわけでもなくて、三種類くらいの男性器で試したわけなんですけれども二つ目の結論から言うと男性器が小さいと痛くない!これはまじです。前述の男はアナルセックス好きのフランス人だったんだけど、男性器がエッフェル塔くらいあったからね。しかし別の機会でスモールさんとおこなったときは上述のような慣らしも拡張もさほどしなかったんですが入る入る。動かれても痛くない。スモールさんと膣性交をしたときは相手がスモールすぎてなんつうか私のガバいマンちゃんで申し訳ないなと思いはしたいんだけれども肛門さんにバトンタッチすればこちらはそんなに痛くないしおそらくマンちゃんよりは締まっているだろうしでお互いハッピーだなと思えたのだった。まあ、スモールさんとは一回っきりでもう会ってませんけど。

 

 というわけでまあつまるところどんだけ男性器がスムーズに入るかが問題っちゅうわけなんですな。男性器が大きいんならそれなりに拡張をしっかりやるべきだしそうでもないならそれほど痛みはない。しかしまあ問題は受け手の問題よね!私はなんと痔持ちでなんと手術経験済の「マ痔(マジ)」だったのでどうしたってなんつうか内側が、痛むんだよね…。これはほんとどうしたってしょうがないしどうしたって痛いんだと思う…。痔持ちでアナルセックスに挑戦とかどんだけエクストリームよって思う人も多いんだろうけどやっぱり好奇心は猫もアナルも殺すんだよね。たぶんあんまやんないほうがいいよ。あとこれ読んでる人でちょっとでも痔のケがある人はね、痔は自然治癒しないから恥ずかしくても早めに医者行っといたほうがいいよ。

 

②汚いのか汚くないのか

答え:思うほど汚くはないが、汚れないわけではない。

 なんとここまでで2000字突破している!まあそれはさて置いちゃって、実際にトライしようとする人にとって一番気になるのはこの点だと思われる。痛みなんかは自分が我慢すればいいけどさ、汚さを相手に見られてなんかしらのなんかしらが崩れちゃったらどうしようかと、不安に思わないわけないもんね。肛門、何を隠そう、みなさんが毎朝そこから便を捻出しているあの肛門ですよ。に指を入れたり男性器を突っ込んだりするのは汚くないんだろうか…?という不安ね。

 私は前述の倫理観アウトマンの性癖が「汚いセックスが好き、むしろ付いてくるくらいでも構わない」という、マザーテレサもちょっと引くレベルの人間愛を兼ね備えていたのでそれほど気にして準備をしたわけではなかった。でも一応「アナルセックス 準備」とかで調べるとゲイ向けのサイトなんかでは「浣腸は必須!ちんぽにウンコついて出てくるほど萎えるものはない!」って力説されてるわけなんだよね。でもさあ浣腸だるいじゃないですか、調べれば調べるほど、「やればやるほど出てくる」みたいな話がさあ……。

 しかし実際に浣腸をしなかったらちんぽにウンコがつくかっていうと、これもまた私の個人の経験でしかないけれどもそんなにべっとりついてくるということはない。詳しくはググってほしいんだけれども、人間の肛門は基本的に出口付近に大便が詰まっているということはない。でもトイレではすっと出てくるやんけ!と思うと思うけれども、その便意こそが、「入口付近にうんちが降りてきてまっせ~」という合図なのだ。便意がなければそこにはない。逆にいえば便意がなんとなくでもあるときには要注意ということなんである。浣腸まではちょっと…という方もとりあえずしっかり生活習慣整えて当日はキッチリ排便をキメる、ということができれば大丈夫なんじゃないかな?

 といっても、汚れないわけではない。やっぱね、突っ込むからね。そりゃね、奥のほうにはあるわけだからね。べっとりついてくるわけじゃないが、ベッドに敷いていたタオルなんかに「…オッ」と思う色の汚れがついていたりなんかする。それは避けらんねえ!まあだからそういうのはイヤ!!!と思うんだったらやっぱり浣腸をなんとかして二人で頑張るしかないし、まあそういうのは許容できるけれども雰囲気がなあというんだったら使うタオルをすべてウンコ色とかに変えてみよう!

 で、すごく汚いわけじゃないって話をしてきたわけだけれどもやっぱりそれでもコンドームはつけようね!アナルの性病は特濃だから、妊娠しないから~って調子に乗らずに1mmでも10mmでもなんぼでも、しっかり避妊具はつけようね!

 

③気持ちいいのか気持ちよくないのか

答え:すごい気持ちいいというわけではないが、人類がそれを求めてきた気持ちはわかる。

 痛みや汚さも乗り越えた人類が(膣性交ではなく)肛門性交に求めるのは究極的な快楽である。快楽がなかったら痛みも汚さも意味ないもんな。

 で、風で聞いた噂なんやけれども男性には前立腺というものがなんというか肛門からちょっと入ったところにあるらしくてなんか風で聞いた噂なんやけれどもそれを男性器で刺激されることで激烈な気持ちよさをもたらす…みたいなそういう話がね、あるらしいんですけれどもね、正直私ら女にとってはなんもわからんわけでこの辺に関しては男性が書いているブログを参照にしてみてください。ついでに引き続き男性のいれる側からしたらどうなん?という点についてはこれは私の体験ではないけれども前述の倫理観アウトマンがあまりにもアナルセックスが好きなので理由を聞いてみたら、「膣性交は途中で男性器が子宮口に当たって止まってしまうけど、肛門はそういうこと無いから奥まで入って気持ちがよい」ということだった。やっぱり巨根は悩みも解決策もビッグサイズ、膣に入らなければアナルに入れればいいじゃないってどこまでおフランスつきぬけてますのん。余談だがフランス人はアナルセックス好きな人がとりわけ多かったような気がする…さておき、男性側はいろいろ両側面からメリットがあるようなんですけれども、そういうのが無い女からしたらアナルセックスってどうなんよ?という話。

 結論からいうとすごい気持ちいい…というわけではなかったんですよね私にとっては。肛門付近で男性器を出し入れされるのはどっちかっていうと違和感の出し入れで、それに前述した痛みであったりとか、「いまここで動いてるのは男性器ではなくウンコなんとちゃうか?」っていう不安であったりとかでなかなかリラックスできねえ。おまけに前立腺とやらもないので、まあどうしても、アナルセックスサイコー!という気持ちにはなれなかった。

 でもなんというか、かけらはわかった。つまり、人類がはるかはるかはるか昔から古今東西手を変え品を変えそれを求めてきた理由みたいなもんはうすぼんやりわかった。フロイトが肛門愛期なんちゅう衝撃的な区分を発表したことは冒頭に書いたけれども、やはり肛門付近というのは一種の快楽が生まれる場でもある。毎朝排便を出してなんとなくうれしいのは、排泄のすっきり感だけではなくそれと分かちがたく結びつきながらも独立した肛門の快楽があるからだと思う。男性器が肛門を出入りすることでそれを断続的にそこに感じ、ああ、なんというか、人間の身体だなあと私は思った。

 たぶん訓練次第で女性でも快楽を得るようになれるという予感はあったけれども、私はまあ、痔持ちだからね、そこまでのチャレンジ精神はないけれども健康で健全な肛門を有する方々、ぜひ挑戦してみてくださいね。ちゃんちゃん。