パンデミック時代に愛 - 前哨戦

皆様。ご機嫌麗しゅう?気づいたら最終更新から三ヶ月も経っていたが自身の実感としては半年くらい経っているような気がして、どいつもこいつもパンデミックのせいなのよ。『パンデミック時代に愛』なるブログ記事を書こう書こうと思っているうちに月日は流…

エモーショナル別れ

セフレという呼び方はそれほど好きじゃ無いが、まあそういう関係にあると世間一般で言われるだろう人物と、この間、もうあんまり会わないことにしましょうね、という話になった。ぶっちゃけ、セフレと呼ばれる関係にある人間同士はこれからも梅の花がほころ…

2020(バレンタイン)チョコレート振り返り

バレンタインだからチョコレートを買うわけじゃないが、やはりそれにかこつけて今年もたくさん食べたので記録に残しておく。 エス・コヤマ チョコロジー2019 女性の人生をイメージしたチョコレート四種類。食べる順番も決まっていておもしろい。確かに四種の…

私なりに気を利かせたミッドサマー感想

誤解を恐れずに『ミッドサマー』のプロモーションを友人にするとしたら「男関係で少しでも不愉快な思いをしたことのある人は観に行ったらいいんじゃない?」ということだけ。破局を体感する物語としてよく出来ているのだ。あきらかに終わりの近いカップルと…

無言の留守電

なかなか空気が冷え切らない冬の日、夕飯を作っているときに不意に祖母のことを思い出した。祖母は八年前に他界している。たくましい人、という形容がよく似合う人だった。死の原因となる病気に身体を乗っ取られるまで、二本足でひょいひょいと歩き、飯もも…

アラサーOffice workerはオーラルケアについて真剣に考える義務がある

働きはじめてから思うことなんだけど、働いてる人、口臭い人多くないか?!男女問わず。身綺麗な感じのお兄さんお姉さんから強烈なにおいを嗅ぎとってしまうことが多く驚いてしまう。しかし、口臭とは本当に罪深いもので自分ではなかなかわからず、よってお…

人生に、不満ばかりだ

人生に不満ばかりだ、ここのところ。なんだか頭を坊主にしたい気持ちであふれている。女の髪に血が通ってなくてよかった、と言ったのは綿矢りさなんだけど、私の場合も髪に血が通ってなくてよかったタイプ、人生のうまくいかなさと、髪の毛の明度、輝度、彩…

ニューイヤーレゾリューション

ニューイヤーレゾリューションという言葉がある。新年の抱負とかいうもの。年が変わればなんか自分も変わるような気がしてしまってツイッターやブログにxxしたいを飽きもせず書き連ねてしまったりする。一方で私の場合は今年はまったく「新年み」なるものが…

韓国映画『パラサイト』がおもしろかった話

新年一発目、年末から見たくてそわそわしていた『パラサイト』を特別上映で見に行ってきた。こういうとき、東京ってのはいいやねえ。と実家でゆるんだ頭の時差をかけ直す。 ネタバレ、しないでくださいね!とキャスト総出で念を押し押し。私も『鬼滅の刃』や…

そんなに真夏でもない夜の、かつてあった夢の吐露一本勝負

いっつも文章を書くときはなんかに焦ってて、まともに美麗な、美麗でなくてもうまく構成された文章にしたいのになって思うのに毎度殴り書きのような話になっちゃうな。 この前下北沢で遊ぶことがあって、遊ぶっつっても一人だったんだけど、大学生のとき下北…

5月6月のネトフリ(+映画)

五月病とは無縁の日々を送る社会人生活、労働は絶えず、しかし特に自分が変わっているような感じもしない昨今、なぐさみはNetflixくらいしかなく、マイリストはどんどこ登録されてちゃんと見られた試しもない…。 ロブスター カップルにならないと動物にさせ…

3月4月のネトフリ

気合い入れたけどあんまり面白いものがなかったな。 CAM www.netflix.com(これは作品の紹介ではないのですが)昔のセフレから突然連絡があって、「Cam girlに興味ないですか?やりませんか?」というメールが来た。ねえよ。やらねえよ。Cam girlというのは…

82年生まれ、キム・ジヨン

「キム・ジヨン氏、三十三歳。三年前に結婚し、昨年、女の子を出産した。」(p6)という冒頭の一文で、悲しいくらい勝手にこのキム・ジヨン氏の有様を思い描いてしまうのは私が悪いのであり、歴史も悪いのであり、社会も悪いんだろうな。 82年生まれ、キム・…

ネトフリおすすめ(2月)

ブログを毎週書こうと決めていたのに案の定書ききれていないので、すぐ書けそうなものから書く。私もよく「ネトフリ おすすめ」でググって限りある人生を無駄遣いしようと必死になるため、同じくそのように死に急いでいない皆様に最近見たネトフリ3つについ…

社畜永遠の問い、「人が良かったら働き続けられるか」

もうこれも随分前の話になってしまったけど、大手広告代理店での労働のあり方に苦しみ、身を投げた女性は私と大学入学年度が一緒だった。こんな冒頭ではあるけれど「数奇な運命」なんていうつもりは毛頭なく、彼女と同じ時間を過ごしてきた私と彼女の、薄い…

ブラック企業みたいな会社で働く

たぶん私はブラック企業みたいなところで働いていた。朝10:00から夜0:00まで。朝8:30に出て1:00に帰る生活、睡眠時間は平日で5時間くらい。金曜日は次の日の仕事に差し支えないから2:00とか3:00とかまで。体はどっと疲れて重い疲労感があり、次の日の仕事が…

よしなしごと

むかし、好きだった男がいた。 私も人並みに恋愛のようなものをしていた時期があって、例えば上の一文みたいに思い返すときは特定のだれかというよりもそういう、理由はどうであれ、想いを寄せていた人たちの、遠い影みたいなものを思い返すんだけど、とりわ…

少子化ローション

労働が長時間すぎる!!!!!!自分でも信じられないけど、まあそういう業界だとは思ってはいたものの、自分の興味でもなくまた同時に世界のためでもない仕事を毎日終電まで繰り返していたらあっというまに精神がバグってしまった。しかしボスなんかは別に…

幽霊の話の話

David Lowery監督のA Ghost Storyを観てきたんですよ。 か〜〜〜語る言葉をもたない映画というのを久々に観て、いったいこれはなんの話なんだろうな、まあ、タイトルの通り幽霊の話であってたぶんパンフレットを読むと幽霊にまつわる、人間が想いを寄せがち…

真夜中の発光

夜、スマートフォンをぴかぴか光らせながら見るものといったらAV。AV、エロ目的で見ることもそらそうなんだけど、なんというかボディメイクのモチベーション的に見ることもある。詳しい解説はまたこんどに譲ることにして、こう、「やっぱアングロサクソンの…

精神が絶不調

精神が絶不調のときは浅田真央2014年ソチオリンピックのラフマニノフを見ると決めていて、曲と彼女の人生と動きのカタルシス、音の重なりが私が見逃していた世界の重厚さについて思い出させてくれる。あーあーあー全然つまんない、毎日疲弊ばかりが積み重な…

女の決意の左向き顔

この前誕生日で、私もいやおうなくアラサーになりました。四捨五入で〜とかそんな小細工しなくてもアラサーになる年齢にめでたくなりました。しかし誕生日前日付近からな〜〜〜んとなく体調ならぬ心情が悪く、わかりやすく言えばずっと生理前!みたいなあの…

ピエールボナールのもったりと色彩豊かな世界に浸ってもろもろの創造力を回復する

国立新美術館の喫茶店は北欧ぽいの椅子(誰の作品だっけ?)が置いてあってかわいいね。黒革のチェアシートもモダンに調和的でいい感じ。つまらん人生なんて送っている暇はないのだよなあと痛感する。ピエールボナールは1867年生まれ、だいたいは「ナビ派」と…

ここは退屈なので、誰かが迎えに来るのを乞うよりとっとと飛び出してしまいたいとおもうことが多々ある

そういう感情をよくよく精査してみるとそうおもうのはたいていが生理前でまあ落ち着いて黒蜜でも舐めましょうやという話ではあるんだけど。人は自分でしてきた以上のものにめったな限りなりえないものだしいま自分が抱えるそういう感情でさえ自分がどうしよ…

家族旅行みたいな、「幼児(期)は遠くなりにけり」みたいな感情

別にブログにするほどのことでもないんだけど、家族旅行をした。関東近郊を父母姉+姉の子ども(姪)で五人旅。姪が生まれてからはじめての旅行で二歳になってぜっさんイヤイヤ期の姪は行く先々でごねにごねてゴネゴネ、残暑もあいまって年齢もあいまって姪…

全然よくわからないけど、それでも子育てのこととか

夏の終わりにちーとばかし旅行をして飛行機に乗る機会があったので飛行機と言えば観たいと思っていたけどほんとにシアターに行くまでにはちょっと腰が思いなって感じの微妙なクオリティの映画を観たりする時間なので、というわけで今回の旅行のフライトでは”…

平凡な家族の話をする平凡なブログエントリー

な〜んつうかさ仕事は忙しいっていうか生きる気力を失わせるんだよなあ、働き始めてからというものの土日はひたすらぼーっとしてる。というのも別にたぶん本当ではなくて、土日にひたすら人と会う予定を入れてしまってけっきょく自分のことは何もできずにい…

わたくしたち女はいつまで経っても選ばれる側の人間なのだ

渋谷なんて物騒な街を歩いていた時のことなんだけど、友人とのディナーに遅れ気味でやや小走りで人混みをかきわけかきわけていたら明確に私のところに一人の男性がやってきて明確に私の顔というか目というかを見ながら「脚が太いね」と言って立ち去っていっ…

キレる世界とデコ武器

気づいたら4月も21日になっていて。まあいろいろあったけれども結果としてなんとか勤労がはじまり、なんとさっそく8時出社20時退勤の、働き方改革とやらに中指立てていく働き方で驚く&疲れるばかりよ。いや、わたくしまだ研修生なんですけれども。まあ、組…

病棟ラウンジ本の金言と自分のどうしようもなさをぶつけ合いながら、それでも新年度の抱負

春休みの最中、身体が軽くエラーを起こしてしまい入院の運びと相成り候。駆け込んだ夜間外来では「ム…」という神妙な顔をされそのまま救急外来に回され(しかし救急外来のある病院まではなぜかタクシーで行かされ、タクシーで駆ける夜のソープ街の痛々しさよ…