人生に、不満ばかりだ

人生に不満ばかりだ、ここのところ。なんだか頭を坊主にしたい気持ちであふれている。女の髪に血が通ってなくてよかった、と言ったのは綿矢りさなんだけど、私の場合も髪に血が通ってなくてよかったタイプ、人生のうまくいかなさと、髪の毛の明度、輝度、彩度、それと長さは深く関わっていて。
どうしたら不満ばかりじゃなくなるんだろう?私がこういう、公開のブログ上でこういう話を書き続けているのはいつか誰か(「王子様が」)がというか、いつかどこかでほんのわずかばかりでも同意してくれる人がいるものだと信じて書いていて、そしてこういう頭の「かゆさ」を抱えている人は絶対にいるものだと私はわかっているのだが、さて、どうしたら私は不満ばかりじゃなくなるんだろう?私の年代はいわゆるアラサーというやつで、否応無しに心の一番弱い部分に飛び込んでくるソーシャルネットワーキングサービスはですよ!高校生のときから夢をそれなりに描いていた人たちが見事魔法のようにそれを現実に映し出し動かしていることを親切心で教えてくれる。ああ確かに彼らは、人生を逆算してその時時の行動、具体的に言えば志望校や志望校後の選択肢などを、確かに表明していましたね、あれは、そういうことだったんですね、というような。そういう人たちばかりが目の裏にこびりついてこびりついてこすっても取れなくて汚くて、私は毎日葛藤を抱えているよ。いやだね。私は逆算も、人生の適切な計算も、できなくて、ときどきの人生のマイルストーン(入試とか、就活とか、就職とか)で髪の毛をばっさりそったりそめたりすることで溜飲をがっと下げている。そんな、毒を飲むみたいな飲み方じゃあいけないってえのはもう何年も前からわかっているのに、私は逆算の仕方がわからない。どうしたみんなあんな、逆算がうまいんだろう。自分の逆算を信じられるんだろう?私は逆算する前から「不確実性」の言葉がよぎってけっきょく安牌を切ってばかりいる。ああ、考えずにできる「ニコニコ」っていいものですね。そのうちなんだかそんな安牌ばっか切ってる自分が情けなくって卓上の牌を全部がしゃーーーーっととっ散らかせて周りに迷惑ばっかり、みたいな、そういう人生の代表のうち、「そういうのでもいいじゃん」っていう私のゆとり世代の部分が笑顔で輝きながら後ろで待機してくれてはいるけれど、別にそういうのでもいいじゃんなんだけど、じゃあ、私のこの頭のかゆみは、なんだっけ、脳を取り替えたら、治るんだっけ、私は、結局、どうするんだったっけ?って、ずっとここんとこ考えてる。