よしなしごと

だいたいの怒りは自分のせい

大衆への怒りというかストレスが凄まじい。InstagramはブスばかりだしTwitterはフェイクツイートばかりである。脳の癖だけで開いてしまって自己嫌悪に陥る。この前書いた記事もそういった大衆による括弧付きの「クリエイティビティ」に辟易していたのである…

平凡沼にダイヴ!

「四十超えてからなんだかいらいらする」と言ったのはいとうあさこだけど、私は三十超えてから生理前でもないのにむかむかすることが増えた。何を見てもむかつくし、むかつきがむかつきを核連鎖的に呼ぶというむかつき。むかつきが重なると頭痛がして、何を…

感傷的に五月を終える

こうして自分の感情と文章に向き合うのも久しぶりだ。気づけば三月からブログを書くことをしていない。しかし三月以降いろいろなことは起きている。仕事のどうしようもなさ、人間関係(恋愛・異性関係)のどうしようもなさ。こういうことを考えるのは誇張抜…

物語を読むことと人の心を読むこと

生理前のジュンク堂書店はすごく気が滅入る。自分が読んでこなかった本、知らない本、知ったって読もうとしない本、そういうものがすべて襲いかかってくる。それらの本を読んでこなかったのは、知らないのは、読もうとしないのは、ひとえに私と私の怠惰が悪…

あなたが祈ったから2021年が終わる

働きはじめてからというものの季節の流れがとにかく早い。1ヶ月が早い。1年が早い。今年は特に10月中旬からの記憶がない。クリスマスのことは好きだがその日が実際に来てしまう日のことやその日の自分のことを想像すると頭が狂う。友人とそういう話をしたら…

十一月 - 文体の問題

秋口頃からこのブログをきちんと書こうと、やわらかく決意はしていたものの11月は完全に筆が止まった(タイピングが止まった)。書名は出さないが、新聞の書評欄に載っていたエッセイ本を買って読んだ。小説に出てくる土地を訪れながらそこでその小説を読ん…

下着をまとう

かつて、自分のなかでヨーロッパの下着を買うことに夢中になった時期があって、その頃はまだ私も学生で、親のすねを髄までかじり残ったところは煮込んでブイヨンにするような性格をしていたので、その勢いで決して安くはないその品々を銀座三越にて買い漁っ…

解放、灯り

新型肺炎に関するもろもろの山が劇的に谷のごとく激減し、街の店店は恐る恐る二年前までの活気を取り戻そうとしている。 私は仕事終わりに週二回でジムに行く。大体夜7時くらいに仕事に目処をつけてジムに向かい、1時間くらい運動するので帰ってくるのが夜8…

死線生理

女性にとって自分の体というのはコントロールできないものであったと思う。みなそれぞれ、基本的に何か障害を抱えていなければ、自分の体というのは自由気ままに動かせるものだと思い込んでいる。女性にとっての生理はそういう思い込みを一刀両断し自分の身…

2月(幼少期の第六感と現在の日曜日の夜)

いままでいろいろとこのブログでも労働についての文句を垂れてきたがそれでも労働は手を変え品を変え不愉快を私に与え続けてくるのだから凄まじい。そのあたりの話はまた別の機会に行うとして、そうして労働で血ののぼった頭を冷やすための読書、観劇の記録…

平凡な日曜日の終わりのなぐさみ

毎週末に「明日からの仕事がいやなんだ日記」(穂村弘のエッセイ集タイトルのぱくり)を書いていたらおもしろくは無くともそれなりの発見はある日記集になるかもしれないな。働き始めて数年になるけど毎年1ヶ月近い有給休暇を取っていたらすっかり労働との付…

もはや懐かしい舌触り

今年は映画をよく観た。本でも美術展でもなく映画だった。年のはじめは「パラサイト」('19)の公開もあって韓国映画のおもしろさを知ってあわせて15作品ほど韓国作品を観たと思う。パク・チャヌクの「オールドボーイ」('03)、同じくパク・チャヌクの「JSA…

終末・2020年

年内の仕事を終わらせたり、今年の頭に会ったきり会えずにいた人に会ったり、あとは部屋の片付けと冷蔵庫の掃除を終わらせてしまえばまた1年が終わりだ。 今年の年末年始の帰省は感染症の流行もあって取りやめた。母がお節を作って送ってくれるらしい。年末…

秋の終わり、将来の夢

寂しさとか孤独について話してしまうのはみっともないといつも感じている。特にその書き方によっては、感情の動きについて上辺だけの過剰な言葉で描写しただけの、昨今のインターネットでよく見られる文章になるため。それに、そういう状態がこれまでの人間…

2020年は8月1日に梅雨が明けた(関東地方)

梅雨が明けた。八月の週末って四回しかないんだなーと思うと、学生の頃より夏が好きになっている気がする。学生を長くやっていたけど、学生の夏といえば終り頃にゼミ合宿があって、ゼミ合宿では自分の研究発表をする場が設けられるので、大学生の夏休みが七…

パンデミック時代に愛 - 前哨戦

皆様。ご機嫌麗しゅう?気づいたら最終更新から三ヶ月も経っていたが自身の実感としては半年くらい経っているような気がして、どいつもこいつもパンデミックのせいなのよ。『パンデミック時代に愛』なるブログ記事を書こう書こうと思っているうちに月日は流…

エモーショナル別れ

セフレという呼び方はそれほど好きじゃ無いが、まあそういう関係にあると世間一般で言われるだろう人物と、この間、もうあんまり会わないことにしましょうね、という話になった。ぶっちゃけ、セフレと呼ばれる関係にある人間同士はこれからも梅の花がほころ…

無言の留守電

なかなか空気が冷え切らない冬の日、夕飯を作っているときに不意に祖母のことを思い出した。祖母は八年前に他界している。たくましい人、という形容がよく似合う人だった。死の原因となる病気に身体を乗っ取られるまで、二本足でひょいひょいと歩き、飯もも…

アラサーOffice workerはオーラルケアについて真剣に考える義務がある

働きはじめてから思うことなんだけど、働いてる人、口臭い人多くないか?!男女問わず。身綺麗な感じのお兄さんお姉さんから強烈なにおいを嗅ぎとってしまうことが多く驚いてしまう。しかし、口臭とは本当に罪深いもので自分ではなかなかわからず、よってお…

人生に、不満ばかりだ

人生に不満ばかりだ、ここのところ。なんだか頭を坊主にしたい気持ちであふれている。女の髪に血が通ってなくてよかった、と言ったのは綿矢りさなんだけど、私の場合も髪に血が通ってなくてよかったタイプ、人生のうまくいかなさと、髪の毛の明度、輝度、彩…

そんなに真夏でもない夜の、かつてあった夢の吐露一本勝負

いっつも文章を書くときはなんかに焦ってて、まともに美麗な、美麗でなくてもうまく構成された文章にしたいのになって思うのに毎度殴り書きのような話になっちゃうな。 この前下北沢で遊ぶことがあって、遊ぶっつっても一人だったんだけど、大学生のとき下北…

社畜永遠の問い、「人が良かったら働き続けられるか」

もうこれも随分前の話になってしまったけど、大手広告代理店での労働のあり方に苦しみ、身を投げた女性は私と大学入学年度が一緒だった。こんな冒頭ではあるけれど「数奇な運命」なんていうつもりは毛頭なく、彼女と同じ時間を過ごしてきた私と彼女の、薄い…

よしなしごと

むかし、好きだった男がいた。 私も人並みに恋愛のようなものをしていた時期があって、例えば上の一文みたいに思い返すときは特定のだれかというよりもそういう、理由はどうであれ、想いを寄せていた人たちの、遠い影みたいなものを思い返すんだけど、とりわ…

少子化ローション

労働が長時間すぎる!!!!!!自分でも信じられないけど、まあそういう業界だとは思ってはいたものの、自分の興味でもなくまた同時に世界のためでもない仕事を毎日終電まで繰り返していたらあっというまに精神がバグってしまった。しかしボスなんかは別に…

精神が絶不調

精神が絶不調のときは浅田真央2014年ソチオリンピックのラフマニノフを見ると決めていて、曲と彼女の人生と動きのカタルシス、音の重なりが私が見逃していた世界の重厚さについて思い出させてくれる。あーあーあー全然つまんない、毎日疲弊ばかりが積み重な…

女の決意の左向き顔

この前誕生日で、私もいやおうなくアラサーになりました。四捨五入で〜とかそんな小細工しなくてもアラサーになる年齢にめでたくなりました。しかし誕生日前日付近からな〜〜〜んとなく体調ならぬ心情が悪く、わかりやすく言えばずっと生理前!みたいなあの…

ピエールボナールのもったりと色彩豊かな世界に浸ってもろもろの創造力を回復する

国立新美術館の喫茶店は北欧ぽいの椅子(誰の作品だっけ?)が置いてあってかわいいね。黒革のチェアシートもモダンに調和的でいい感じ。つまらん人生なんて送っている暇はないのだよなあと痛感する。ピエールボナールは1867年生まれ、だいたいは「ナビ派」と…

ここは退屈なので、誰かが迎えに来るのを乞うよりとっとと飛び出してしまいたいとおもうことが多々ある

そういう感情をよくよく精査してみるとそうおもうのはたいていが生理前でまあ落ち着いて黒蜜でも舐めましょうやという話ではあるんだけど。人は自分でしてきた以上のものにめったな限りなりえないものだしいま自分が抱えるそういう感情でさえ自分がどうしよ…

家族旅行みたいな、「幼児(期)は遠くなりにけり」みたいな感情

別にブログにするほどのことでもないんだけど、家族旅行をした。関東近郊を父母姉+姉の子ども(姪)で五人旅。姪が生まれてからはじめての旅行で二歳になってぜっさんイヤイヤ期の姪は行く先々でごねにごねてゴネゴネ、残暑もあいまって年齢もあいまって姪…

わたくしたち女はいつまで経っても選ばれる側の人間なのだ

渋谷なんて物騒な街を歩いていた時のことなんだけど、友人とのディナーに遅れ気味でやや小走りで人混みをかきわけかきわけていたら明確に私のところに一人の男性がやってきて明確に私の顔というか目というかを見ながら「脚が太いね」と言って立ち去っていっ…