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3P、したことありますか

なんつうか、セックスって、全部終わりがすべてなんだよね、終わりをどこかにするかが問題なんだけど、まあ、男性が明確に射精したときと及び二人がわかれるとき(別離ではなく、普通に、家に帰るさよならのとき)。男性がいかに女子をていねいに取り扱うかで女子の満足度が変わるのだ

 

と、書き始めて思ったけれど、なんでこう女子目線なのだろうな。やってください主義なのか。まあもちろんそれは私が女子だからそうとしか語りえないところはあるんですけど。なので、この記事は完全に女子目線、いい年こいて「女子」と表現することに違和感もつかもしれないんですけど、なんつうか私はやっぱりまだ女性でも女でもないんだな。

 

ともかく。

ま、終わりよければすべてよし、たとえば男が私の顔を見てイってくれたとか、キスしながら終わったとか、そういうのよ、そういうのでセックス中の女の不満はすべて解消できるような気がする。ほんでうまい具合にピロートークでつないで帰り際に「今日はありがとう」とキスとハグをすれば女子ってのはホントーに「今日の男はサイコーだった!」と思うからね、たとえ手マンがへたであっても、演技の時間のが長かったとしても。

わかんない、私だけかな?統計とったわけじゃないし聞いたわけでもないから少数派だったらごめん、でもとりあえず私はそう思うんですけれどって話で、逆にいえば終わりが最悪なセックスはすべて最悪、男が私の中でイカなかったとかイったふりをしただとか(けっこう使用後のコンドームとかチェックされてるので、イけないときは素直に言って手コキとかに変えてもらったほうがいいと思う、諸君)、あとは帰り際にもう私の目も見ねえでとっとと去るもしくは私が向こうの家から帰るパターンだとするとドアをぴしゃんと閉めるだとか。とかいって、別にこれをいちいち伝えるわけじゃなく、一人でふつふつと悲しみと怒りと悲しみを沸きあがらせている。女ってほんとうにめんどうな生き物だ。

 

という、ありきたりな話をしてもつまんないので、今日は私が人生ではじめての3Pをした話を続きに記す。今回したのはFFM、いわゆる女と女と男というやつで、まあ男性にいうとめちゃくちゃうらやましがられるやつなんですけど、けれども、FFMの場合って男性の役割がめちゃくちゃ大事でそれができない男は死あるのみっつうか、まあ、私はそれが最悪だったんだよね。で、その男性の役割はやっぱり「終わり」で一番大事になってくる。

 

つっても、こんな3Pの話して読み手と感情を共有できるかって聞かれたらたぶんできないよねえ、3Pなかなかしないししたって人それぞれだし、まあ、セックスにおいて男性のケアがいかに大事かって文脈で私の3P話も聞いてほしい。

 

私の3Pは、私と男性に関係あり、男性と女性に関係ありで、私は3P初、男性と女性は二人を含んだかたちでの3Pが経験あるかたちで、まあはじめてで興味のあるだろう些末ちゃんに3Pを教えてあげようってことからはじまった。最初はよかった。女の子もキスうまいし、かわいいし、男はあきらか興奮しはじめるし、うわー、このAV感!と思って興奮し、挿入の順番もしいて気にせず、まあしいて言えば私の狭い部屋で、三人でセックスすることのこの濃度。生命力。にじゃっかん気持ち悪くなったくらいだった。まあこの気持ち悪さが、けっこう大きい問題だったかもしれないが。

で、まあまあ盛り上がってきて、まあそろそろ射精ですか、っつうところで、私がおもくそ出血したのだった。そういうこともある。なんか子宮が痛いなと思っていたし気持ち悪くもあるのでお風呂に逃げた。

水の勢いを体にばしばし感じてると、言うまでもなく賢者タイムが襲ってくる。3Pは、確かに楽しい。いんだけど、やはり自分に与えられる男性の労力は1/2にならざるを得ない。いや、これは正解なのだ。私が1いただいて彼女が0なのだとしたらそれこそ3Pの意味なし。そもそも私が1/2とか感じてる時点で間違い。男性の労力は1/2かもしれないが、そのぶん私は彼女から1/2もらってそれで1。これがFFMの3Pの基本的な仕組みだ。

まあでも圧倒的にストレートのわたくし、女の子の攻め方も攻められ方もわからず、1/2が1/2として感じきれず、男性からもらえてないほうばかりに着目してしまった。みたいなことを分析しているとシャワールームの向こうからあんあん聞こえてくる。

まあそれは私がいなくたって続けるだろうな。裸の女と男だもの。努めて平気なふりで体を拭いていた。なんというかよくわからんなあ、そしてもやもやするなあ。

 

と思っていたらどうやら二人とも達したみたいだった。

 

アハーーーーんこれめちゃくちゃさみしくないですか?完全に蚊帳の外。むしろシャワールームの内。書いてるだけでむなしさこみあげてくるのだけれど伝わるだろうか?私が、セックスで好きなのはもちろんオーガスムに達したときなんだど、オーガスムに達したあとの二人の距離感というのもけっこう好き、わかると思うんですけど、なんかちょっとこう、情けなさみたいなものでお互いに笑うんですよね、はは、って。そのキュートさがオーガスムおよびセックスのなかの一つの精神的な安堵なんだけれど。

 

そのやさしい、まろい声をシャワールームの内で聞く女の悲哀想像したことあるかっつう話よ。

 

私はまあとりあえずリビングルームにいって、「イった?」と聞いた。「たぶん」とかと返ってくる。たぶんじゃないよなあ、と思いつつ、そして彼女はシャワールームへ。

つうかここ、私の部屋じゃんよ?なんで私以外のだれかとだれかがセックスしてる?とか思いだした時点で自分が不満たらったらなことに気付く。わたくしは感情の隠し方のうまさが平均以下、私の不穏は残った男のほうにもびしりばしりと伝わったみたいで、やたらと気を遣われた。そういうのはうまいなあと思う、「今度ちゃんとしようね」と言われてうんと笑顔で返したが私は内心へこみまくりよ。帰り際にもきちんとキスおよびハグはあったが私はもはや心が重すぎるのであって。

そういうわけで私の3P処女は喪失したのであった。

 

いきおいで書いてしまったけれど、ようするに、私がシャワーを浴びてる間に男が女と二人で楽しんで勝手にイっちゃってた、ってのが私の心のなかにずっと引っかかっているということ。これが3Pなのだとしたら私はもう絶対したくない。

 

とはいえ、ここには問題が二つある。

一つは3Pという性行為でどこまで許容するかだ。

3Pは、みんなで仲良くいかなきゃだめだろうか?それとも二人になったら二人で勝手に楽しんでいいだろうか?もしかしたら今回男(そして女)がやってしまったことは一般的な3Pとしてはご法度なのかもしれない。でも、もしかしたらそういうのも許容した上で3Pというのは成り立っているのかもしれない。どちらが正しいかはわからない。(だって一応は、男性は一回しか「終わり」がないわけだから、しかもその「終わり」は明確なのだからそれを女子二人でわけっこするのは難しい。)(ちなみにやっぱり「終わり」が大事なので、最初の一回はこの子、次の一回は別の子、というのもなんか違うんだと思う。もちろん今回わたしが感じたようなアンフェアさはないのかもしれないけど。)つまり、「性行にまつわるすべての行為を結果的に平等にしましょう」とするのか、それとも、「結果としては不平等になりましょうがそれは致し方ないことを同意してから臨みましょう」という了解を均しく持つことで3Pを成り立たせるのか。ま、わかんないね。私はどっちにしろ前者がいいと思うよ。

二つ目の問題は私のいまのつぶやきにも出ている。けっきょく私はセックスで献身を求めてる節が大いにある。ここらへんの話はまた別の機会にしたいけど、一対一で、「わたしはこれだけのことをおまえにしてやれますよ」というのを見せてやるのが好きなのだ。攻めであれ受けであれ。そういうのが分散させられるのがほんとうにいやなんだよね。セックスじたいを楽しむ身体にわたしはできていない。わたしはセックスで、男の献身と、そしてわたしの献身を楽しんでいるのだ。3Pでより浮彫になった、セックスに献身を求める主義、というのは、セックス愛好家としてどうなんだろうかねえ。まあでも、セックス愛好家にだっていろいろあっていい。はず。

まあ、問題二つとか言ったけどもっとあると思うよ。そもそも女って身体的にはレズりやすいけど心のなかでどうにかやっぱ対抗心うまれるもんね。いやでもこれはMMF経験者の男性も言ってたからそうなんだろう。難しいね、同性。あとねえ問題がこれだけあるからといって、その問題の客観的是非を問うたって意味はないんだよね、自身の感情の問題なのだし。

 

でもね、難しいよね、3Pなのか女なのか、私が難しいのかは明瞭な輪郭がないけれど、私の今回の経験を振り返ってみれば、女性めっちゃ頑張ってくれたし、男性も頑張ってくれたし、挿入にかんしては私のほうが先だし(まあ正直、先とかはじめとかはそんな関係ないんだけど)、いいところはいくつかあったと思う。でも私は最後のただ一点、私の知らないところで二人が楽しんでて、イっちゃってたっていうのが本当に心に靄をかけたんだよね。(こんなこと言ってる女は3Pをする資格があるのかないのか?まあこれは上述の二つの問題の話に立ち返るだけだからもう自己批判をした扱いにする。)

 

人が増えれば増えるほど要求というのはぶつかりあうものだ。セックスという、服を脱いで行うことは二人の間でさえも要求はぶつかりあって、そのくせ口は重いからぶつかったときの衝撃は大きい。二人でも大変なのに三人って。(四人以上になるともうそれはお祭りだから大丈夫そうだけど。)そういう重たい、でも必死の要求というものをうまく察知してコントロールして適切なところに適切なパワーと精液を与える、そういうのがコンダクター、FFMの場合には男性、に一番必要なのだと思う。これって完璧に学級委員長だよね。クラスには、黙り通しているやつもいればすげえ要求通してくるやつもいる。そいつらをくだらねえとかこいつは友達だから/じゃないからと一蹴しちゃうんじゃなくて、それでもクラスだからという謎の使命感でうまく調停をはかってやること。それが3Pをする男性にとって必要なのだ。そういうケアが女のハートにとっては一番大事、そうじゃなきゃ感情を傷つけるからやっちゃだめなのだ。

感情を傷つけたい人間なんかいないからね。

 

と書いているとやはり、女性の感情の問題を男性の責任問題になすりつけてしまってる感じがして申し訳ない。でもFFMっておそらく男の夢、逆にいえば今回わたしが書いた点にさえ気を付ければたぶんきみのもとには優秀な学級委員のごとく人望、および女たちが集まってくるかもしれないし。

 

そういえば昔に読んだ小説で、三人での恋愛が当たり前の世界が描かれていたなあと思い出す。 

殺人出産 (講談社文庫)

殺人出産 (講談社文庫)

 

 もちろん、小説に出てくる三人の「変愛」は(新潮の変愛特集という号で掲載された短編小説だったのだ)三人でセックスすることとも、三人のポリアモラスの人間の集まりとも違うんだけど。それにしたって三人によるキスシーンはけっこう衝撃的だった。な。